ラクになった瞬間~現実はいくらでも変えられる~

仕事も生活も、ぜんぶ思ったまま自由に生きる人

財政、賃金、税・・・いろいろ書いたけど、やっぱり「あなたらしさ」が大事にいきつきましたー

かとうゆうです。

 

最近は私のネタバレ(?)が続いていますが(笑)

 

いつもそうなんですけど、ブログを書くときってたいてい、ブラウザを開いたときに思い浮かんだものを書いてます。

 

今日はなぜか財政・景気の話

 

まず景気がよくなるためには「賃金」ですね。

これがあがらないとどうにもこうにも仕方がない。

 

賃金」があがって「消費」が増える=景気がいい、です。

(もちろん賃金自体・働き方自体を変える、休日・・・という視点もあり、それもめちゃくちゃ重要ですが、一旦、一般的な景気論として書いていきます)

 

問題は「どうやって?」ですね。

採用したのは「トリクルダウン」です。

 

賃金をあげるっていっても、いきなりあがらない。

企業がもうかる必要がある。

 

企業がもうかるには、大企業がまずもうからないと、中小企業まで恩恵がいかない。

 

で、どんどん大企業優遇にシフトしていきました。

 

税金って3つ。

所得税

法人税

消費税

とかってありますが、所得と法人をどんどん減税していったんです。

 

たまに聞くかもしれませんが、年収1億の方が、数千万の人より税負担感が低い、、、とか。

累進課税っていって、たくさん収入ある人は多く税金、すくない人はすくない税金ですが、この「傾斜」をどんどん調整した。

 

法人税もですね。どんどん減税。

 

 

 

こうすれば、大企業・富裕層がもうかる

中小がもうかる

賃金ふえる

消費増える

 

 

いけるじゃん!みたいな。

 

トリクルダウン」っていうのは、ワイングラスをピラミッド型にしたシャンペンタワーありますけども、上からワインを注ぐと、そのうちに下まで行き渡る。

 

で、、、どうなったか?というと・・・・ですよね(苦笑)

 

もちろん税金だけで景気はどうにもならず、テクノロジー、生産性、労働のあり方そのもの含めてパラダイム・シフトしないといけないのですが、これらも日本は、先進国中、最低の賃金水準、生産性。でも、残業多い。おまけに教育水準も低下。ジェンダーギャップは相変わらず、、、です。

 

これらについては今までいろいろ書いてみたので、話をまた税金に戻しますと。

 

どんどん大企業と富裕層を優遇した結果、今や税収の35%くらいは消費税です。

昔は逆です。所得税が多い。

 

今や消費税がないとやってけない状態

 

で、、、この「消費税」っていうのは「平等の不平等」です。

たとえば10万円買って、1万円の税金。

 

1万円。

 

富裕層にとってはどうってこともないです(気持ち的には別かも、ですけど)

実質的なお金全体からすれば、どうってことない。

 

だけど年収400万。

あるいは相対的貧困層の方にとって1万円は「でかい!」

でかいなんてもんじゃないです。

 

なので消費税っていうのは「平等の不平等」

 

税金の考え方としてはありなのかも、ですが、「主たる財源」になっちゃうと、結果的に「格差の拡大」になります。

 

で。。優遇された大企業。

過去最高益!とか出しました。

結構ききますよね。

 

でも「賃金」あがらない。。。

 

成果主義ってコンセプトの耳障りはよいのですが、結局「正規分布相対評価」なので、総枠人件費としては抑制的になるんです。

 

絶対評価ならA評価は今回は100名!ですが、

相対評価なのでA評価が100名いると「ちょっと多いな。B評価とあわせて再度見直そう」というエネルギーが働く。

 

別に悪意あるわけではなくて、そういうエネルギーもちやすいのが成果主義

 

さらに株主資本主義・金融資本主義といわれるくらい「株主」「投資家」のパワーが強い。資本主義がどんどん「格差の拡大」をしていくので、経営者も株価とかリスクにビクビクする。

 

で、、、内部留保金という「貯金」をどんどんためるわけです。

これ自体は悪いことじゃないですが、20年前と比較して2倍。

440兆くらいあります。

しかも確か今年も9年連続で増加とか。

 

経営に内部留保は必要ですけどね。

ちょっと「ためすぎ」じゃないの?と。

 

一部の政党は「課税しろ!」なんていってますけど。

それだとある意味経営としての「貯金」を否定するような側面あるので、気持ちはわかるけど・・・と思ったりしてます。

 

いずれにせよ、資本主義自体が「格差の拡大」を食料として成長していくエネルギーなので、政治で「再分配」しないといけないわけですが、消費税が「主体」になったこともそうですけど、再分配機能がうまく働いていない。

 

ジェンダーギャップも根強く残っている。

 

なので日本は明確に「格差社会」です。

非正規、正規でも女性は負担多く・弱い、ひとり親家庭・・・そして子供の貧困となっています。

 

さらに「定義」もありますね。

男性=仕事=大企業=優秀っぽい

女性=家庭=サポート=女性らしい、、とかって「定義」

 

とはいえ、解決策はもう目に見えてますね。

ひとことでいうと「高度経済成長期の成功体験の客観化」です。

 

もう働くって、時間量じゃない。

その人個人の最大化しないといけない。

そのために全員ワークライフバランスQOL・・・つまり「人間として幸福」でなくちゃいけない。

当然、男女にギャップがあったり、女性=家庭だけで定義することも見直す。

 

 

よく例に出しますけど。

北欧。

残業少ない。

でも、生産性も賃金も高い。

週休3日も国として検討。すでに企業は導入。

評価も他者評価から自己評価へ。

組織はトップダウンから完全フラットへ。

 

もうすでに「存在」し「実績」がある国がありますね。

あるいは規模的経済が低くても「幸福度」が高い国も。

 

なので解決策はもうあるぞ、と。

そしてこれを変えるのは、実は「わたしたちの小さな行動

 

いつもいく店を変えてみる・・・そのくらいでもよい。

もちろん「行動」っていってもアクションだけじゃないです。

いろいろな人、視点とつながること。「心の豊かさ」を高める行動・・・本を読んだり、話をしたり、、、も大事です。

 

なぜなら上記にあげたパラダイム・シフトの根幹を支えるものは、

ひとりひとりが特別」という普遍性です。

 

なので「ひとりひとり」が、大きく構えずできる小さなことを行動する。

 

北欧ばっかり例あげてますけど、あの地域も別に「革命」とかそんな強制的アプローチ使って実現したわけではなありません。

 

もっといってしまうと「あなたが、あなたらしくある」こと。

それが、結果的に社会とか企業とか、働き方とか、いろいろなパラダイム・シフトを起こしていける、と思っています。

 

それでは今日はこのへんでー!