かとうゆうです。
今日は「ネタバレ」です(笑)
私は、中1の息子がおります。
そしてずっと「あるべき社会」について研究してきました。
その中で心を痛めているのが「子供の貧困」です。
子供の7人にひとりが相対的貧困にあります。
7人に・・・ということは、たとえば1クラス30名だと、3~4名もいるということです。
ヤングケアラーの方もいます。
そして「貧困は目にみえない」ことが多いです。
なぜなら「親は自分を犠牲にしても、子供のために行う」からです。
たとえばゲームのスイッチなどは、子供たちの中でもデフォルトのコミュニケーションツールですが、貧困のご家庭でも持っていたりします。
ユニクロなどファストファッションもあるため「見かけ」ではわかりづらいです。
そして多くの子供たちは、当然のことですが「声をあげません」
こうした異常ともいえる事態の背景。
それを探っていくと、必ず出合うのが「ジェンダーギャップ」です。
経済が低迷すると、その負担の多くは「女性」にかかります。
なぜなら女性は「非正規」「正規でも給与が低く不安定」だったりします。
男性=メイン、女性=サポートという定義が強く社会に残っています。
さらに女性は「育児家事」も「当然メインでやること」として負担がかかります。
経済が低迷すると、雇用の面でも、育児家事負担でも「女性」にしわよせがいってしまう構造が横たわっています。
今、ワークライフバランスやダイバーシティなどといわれますが、この構造自体は改善していません。ジェンダーギャップ指数は100位以下。毎回しかも低下しています。
仮に「マネジメント」になっても、高度経済成長期の男性的働き方を求められるため、残業に加えて、育児家事もやることになります。
そもそも「男性的働き方」というものから脱却できていないのが、世界的にみても生産性・賃金は低く、残業が多い構造です。
逆に男性は「主に仕事」を求められます。
本来「男性」「女性」というモデルではなく、「本人の選択」ですね。
ですので、「女性活躍」というのは、実は男性含めた「私たち働く人全員の課題」だと思っています。
「属性でモデル化して、定義やルールを敷く」というのは、歴史的には農耕民族だから、、、という説もありますが、私はそうは思っていません。
そもそもつい100年ほど前まで「戦争」が当たり前でしたので、どうしても肉体的に力がある男性が前に出るしかありませんでした。
でも時代は「ひとりひとりの時代」です。
男性だから、女性だから、ではなく「その人」です。
そして「専業主婦」「男性は仕事メイン」という形態は、戦後復興という異常事態を乗り切るために設定されたものに過ぎません。「歴史」というなにか変えられないものではないと思っています。
(誤解してほしくないのは、専業主婦を否定しているのではなく、それも本人の選択だということですね。なにより、私自身、兼業主夫ですので。。)
とはいえ若い世代をみていると「すごく変わってきた」と実感します。
今や「育児や家事」をやるのも普通です。
むしろ男性社員が「お迎えにいきたい」、でも、職場の雰囲気が許さない・・・という葛藤があることがありますが、逆にいうと、そういう「男女関係なく、自分らしさを表現する」芽生えが起きていると感じています。
ですので、問題の構造は根深いですが、私は特に悲観していません。
大事なことは「私がどうするか?」という、身近で、たとえ小さくてもよい「一歩」だと思います。
これはいつも書いてますが、歴史をみると、いつも特定の「ヒーロー」に光が当たりますが、実際に時代を変えてきたのは「普通のひとたち」です。
どんなにヒーローがいても、「みんなで納得して進む」エネルギーがなくては時代は変わりません。
ですので、小さな「一歩」踏み出してみましょう。
ご家庭がある方は、少し夫婦で話し合ってみるのもよいですし、毎回妻に送り迎えをお願いしていた方は、「週1回は自分でやる」でもいいです。
また男性社員も、ご自身の未既婚関係なく、「ママさんトーク」に耳を傾けてみるのもよいと思います。独身の女性の方とも、少しふみこんで「仕事で困っていること。いやな思いをしたこと」について、何かアンテナを広げることも大事ですね。
「理系なんて、モテないぞ」
この言葉で、傷つく女性も多いんです。
全然差別とか意識してなくても、男性がつい使ってしまう言葉とかあったりします。
そうしたことに「気づいていこう」という気持ちをもつことだけでも、すばらしいと思います。
あ、、、そうだ「なにがネタバレ?」だって?
すいません、、、つい手が走ってしまい。
私、非常に強い気持ちで「女性はもっと自由になれる!」ってなぜか思っています。
わかりませんけど、前世で女性で、抑圧されていたのか?・・・わかりませんけど。
なので、この文章もかなり「強い思い」をもって書きました。
あ、、でも女装趣味とかは一切ないです。イケメンの反対の男性として日々邁進させといただいてます。
もちろん女装だって個性ですね。個人の選択です。
そして、、「男性は・・・女性は・・・」なんて便宜上書き方しましたけど、「みんなが自由で幸せに働ける、生きれる社会を目指したい」・・・その気持ちが根底にあります。
それでは今日はこのへんでー!