かとうゆうです。
今日はちょいと我が家の事情です。
「我が家」・・・の話なので、普遍的な話でもなんでもないです。
「へえぇ、、、こういう考え方もあるのか」って思ってもらって、何か参考になれば。
さて、我が家の育児・家事は
「分担」ではなく
「分業」です。
「分担」って、あくまでイメージですけど、「育児家事は基本はママがやるけど、大変そうだから手伝う」っていうニュアンスあると思います。
なので、「お風呂掃除はパパ」とか、家事の対象で「分担」する。
我が家の場合は「育児家事は、男女まったく無関係」です。
もちろん出産と授乳のときは、男性なりにしかできないこともありますが、それ以外はぜんぶ「無関係」
不思議なんですけど、私の意識の中に「育児家事はママ」という構造がまったく存在していません。
「できる人ができるときにやる」という文脈の中で理解されています。
なので「分業」
育児家事を「ひとりでも”全部こなせる”スキルがあることが前提。あとはそれぞれ協力」です。
なので掃除のときとか。
夫婦でおもむろに始めます。
妻が洗面台やってたら、私はキッチンとか。
逆もあります。
ようするに家事の対象による区別が存在しないので、それぞれ気の赴くままにはじめて、あとはお互いを補っていく感じ。
もちろん「たったひとり」で全部やることもしばしばです。
我が家は妻が大黒柱なので、特に忙しいときもあります。
実は今日もそうだったんです。
週1にやる「しっかりめの掃除」は、今日はぜんぶ私がやりました。
キッチン、洗面台、トイレ、風呂、すべての部屋に掃除機かけて、床ぶきして、、汚れ物は洗濯機を回して・・・たまったゴミ出しから、洗濯物を取り込んで、たたんで。
でも私「やった」とかそういう感覚ないんです。
「やれる人がやる」っていう理解なので、今日はたまたま私がやったというだけ。
育児も同じですね。
今は中学生だからだいぶ手はかかりませんけど、激動の保育園時代。
でも保育園の送り迎えも、夕食、洗濯、風呂、弁当作りも「できる人がやる」です。
仕事がどうしても忙しい妻なので、回数的には私が多くやりましたが、それも「結果」「たまたま」
育児家事は「やれる人がやる」
それだけのことだと思っているので、男女とかまったく無関係です。一切関係なし、です。
ちなみに私の育った家庭は、専業主婦+サラリーマンの昭和典型です。
だけど、なぜか私の意識には「育児家事は女性」という意識が、まったく存在してません。
でも、こういうふうに生きてきてほんとによかったと思っています。
職場でも多くのママ、育児家事をメインにやっている(あるいは、やらざるをえない)かたがたをみてきましたが、そのしんどさ、つらさは痛いほどわかりました。
そして実はこうした「ママ」の働き方が、めちゃくちゃ「生産性が高い」ことも痛感しました。
任されているママにとって、時間は貴重です。
仕事のタスクを効率よく、頼るところは頼り、ちゃんとお迎えの時間にはぴたり退社する。
ほんとに仕事って「時間量」じゃないって思いました。
そして「ママたちの働き方は、めちゃくちゃ生産性高い」って。
逆にほかの仕事メインで、昭和型の”男性的残業働き方”をしているのが、いかに非生産的か、と。
日本って、「だいたい帰ってもいい時間」ってありますよね?
たとえば19時とか。20時とか。
理由はないけど、そのくらいだと「退社しても、”暇”だと思われない。気遣いいらない。」
で、、ときどき「ほんとはもうやることないけど、帰りづらいから、とりあえず明日の社内資料のパワポのデザイン見直すか・・・」なんて。
やることないなら退社すればいいだけです。ましてフレックスだったら、何時でもいいと思うんです。
でも、「なぜか帰ってもいい時間」が存在する。
あんまり男性は、、、女性は、、、て表現したくないですけど、男性社員の結構な数の人は、「生産性低いけど、残業は多めで、がんばってる感だしてるだけ」って思うことしばしばあります(すいません、、表現きつくて。。)
日本のジェンダーギャップ指数は、たしか127位くらい。
しかも前回よりダウン。
結局「昭和型残業」の働き方から脱却できてない。
どうしても「残業=がんばってる」に。
だからほんとに女性は大変なんです。
「残業しない=”男性的”働き方じゃない=給料安い=評価あまり高くない」とかになりやすい。
でもママたちの生産性は抜群です。
しかも家庭もやりこなしているんですから、もう貢献度は計り知れない。
でも女性=サポート、みたいな空気もあって。。
その点では私恵まれたと思っています。
何社が在籍しましたけど、基本は「女性が大半かほぼ全員の職場」でした。
リーダーやマネージャーが女性であることは当然だし、「女性だから?どうした?」くらいに意識もしないですみました。
だって、仕事に男女関係ないですから。要するに「その人」ですよね。
ちなみに私、「来客の飲み物用意」も普通にやってましたね。
だって「やれる人がやればいい」んですから。男性とか、役職とかなんにも関係ないし。
コピーだろうが荷物運びだろうが、「やれる人がやれ」ばいいことです。
会議室の後片付けも、同じですね。性別も役職もなんも関係ないって思ってます。
そしてママたちから学びました。「本当の生産性の高い仕事は、無駄な残業をしなくてもいいし、家庭もプライベートも大事にできる」と。
北欧って、夕方になると男女とも普通に帰るみたいです。「食事ですから」って。でもなんの違和感もないみたいです。でも、もし日本で男性がこれやったらどう思われるでしょう?
明らかに日本の”男性的”働き方は、破綻していて、もう過去の習慣にしがみついているだけ。。だから、生産性も賃金も低いし、残業は多い。。
週休3日でもいいんです。15時に退社したっていい。
それでも賃金も高くて、生産性も高くて、プライベートも充実している国が世界にあるんですから。
、、、と今日は話があちこちいっちゃいましたが、もうこれ何度も書いてますが「女性活躍」って、女性だけの問題じゃないんです。
育児家事、、、そして働き方、、、男女関係なく「みんなの課題」なんです。
だからときどき経営者とかで「ワークライフバランスは育児・介護サポート」くらいしか思っていない人いるんですけど、「こら!」って怒りたくなっちゃいます(笑)
と、、、いろいろ書いてしまいましたが、、、
それでは今日はこのへんでー!