ラクになった瞬間~現実はいくらでも変えられる~

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義務教育で「みんなと同じであること」「校則やルール」に違和感があった人に、かなりぶっとんだ話ご紹介します

かとうゆうです。

 

今日はお子さんがいらっしゃる方も、そうでない方も

「へぇぇ、そんな学校あるんだね。」という話です。

 

ただ、これ誤解してほしくないのは「この学校が絶対よい!」とかっていう気持ちではないんですね。

だって「子どもに合うかどうか?」が一番大事なので。

 

とはいえうちの息子が通っている学校はかなり特徴的なので、ご参考になれば、と。

 

なので学校名とかはお伝えしません。

宣伝したいわけでもなんでもないので。

 

さて、うちの子は中学生。

小学生時代は、公立でしたが「全然馴染めませんでした」

 

根本は「みんなと同じであることを求められる」「基本、一方的に教えられる」から、です。

これ、みなさん「あーー」って同感できることあると思うので、詳しくは書きませんけど。

 

あんまり友達もできなかったし、学校終わると速攻で帰宅。平日でも週末でも友達と遊ぶことはあんまりなくて、ずっとひとりで、あるいは家族でいろいろやってました。

 

学童もいってました。共働きなので。

でも、やっぱり「みんなと同じことを求められる」のが合わなかったみたい。

学童はやめました。家で留守番してた方がいいということで。。

 

幸い愛犬2頭いるので、それが「兄弟かわり」でしたので、本人曰く留守番でもさびしくはないって。

 

で、今私立中学にいきました。

今どうか?といいますと「真逆」です。

 

友だちはたくさんできました。

学校が終わっても帰ってくることはなく、終バスまでずっと放課後遊んでいます。

もう楽しくて、楽しくて仕方ないみたい。

 

だから、うちの子にとってほんとうによかったなーって。

 

で、この学校は中高一貫です。

1970年代「偏差値教育に疑問」を持った有志により設立。

 

まずテストはないです。

課題表といって、自分で「どこができたか?できなかったか?」をレポートします。

かなりしっかり書いたりします。

先生はそれに長いコメントレポートをつけてます。

そして家庭でそれをみて、いろいろ話し合ったり。

 

あとすべての行事は「生徒がやります」

入学式から卒業式、運動会、文化祭。

 

先生はほとんど関与しません。

もちろん同席して議論は見守ったり、危険なことがないかはチェックしますけどね。

 

入学式って、だいたいお決まりの式次第ありますが、まったく違います。

服装も、なんでもOKです。

そのときの「テーマ」を生徒からなる実行委員会で決めて、それに応じて、ひな壇から飾りつけまで全部作ります。

 

式も基本「実行委員や在校生の”ようこそメッセージ”です」

挨拶っていうか、「ほんとにきてくれてありがとう!みんな今日から仲間だよ!」みたいな感じで、話をします。

 

政治家も市長もこないですね。

先生とか校長も、ほんとに最後に挨拶くらい。

 

式進行もマイクも「生徒」ですので。

 

もちろん誘導から整理、そして設営までぜんぶ生徒です。

だからかなり「エンタメイベント」っぽい雰囲気になります。

 

「ぜんぶ、生徒が話し合って、全部決めて、当日も全部生徒がやる」です。

 

なので運動会も、そもそも「どの競技やるか?」から生徒の話し合いです。

修学旅行も、行先からプランまで全部。

 

中学・高校といった意識の壁はないので、「コミュニティ」みたいになっていて、みんなで話し合います。

実行委員会が設置されますが、係も基本「希望制」なので、やる子もいれば、やらない子もいますが、別にだからといって何も言われません。

逆に「希望制」なので、「思い」が強い人が集まるのかも、って思ってます。

 

授業も「一方通行」ではないです。

基本「議論とか話し合い」、そして「体験」です。

 

校則も基本ない、です。

正確には「たばこ・酒・麻薬はだめ」くらい。

 

スマホも、Nintendo Switchも持って行ってかまいません。

髪染めている子もいますし、服装は自由なので、自分の好きなものを着れます。

男女関係なく、長髪でもなんでもOK。

LGBTqの人や外国の親を持つ人も、いろいろいますが、特にそれを意識されることもありません。

みんな違って当たり前・・・の世界です。

 

そしてそんな卒業生の行き先は多種多様で、コミック作家、アーティスト、芸術家、もちろん高卒で就職、あるいは大学進学も。

 

こんな学校なのですが、もううちの息子にはぴったり、でした。

 

小学生の頃嫌いだったはずの、音楽も大好きです。

音楽も、生徒が歌う曲決めますし、なにか「ルール通りに歌う」より「自分らしく歌うこと」が重視されます。大きな声だしたくなければそれでもいい、今日は歌いたい気分じゃなければ、それでもいいよということで、とにかく楽しむことが基本方針です。

 

私自身も公立の「みんなと同じ」「意味不明の校則」にうんざりしていたので、私も入学したいくらい(笑)

 

なので音楽祭なんかはもう完全に「ロックコンサート」ですね。

ロックでもテクノでも、なんでもありですし、最後はもう「ダンスホール」状態です。

DJばんばんやる子もいますし、もうプロ並みかと思うくらい。

 

運動会も、マイクをやる人がDJっぽく、いろいろな話を織り交ぜてやってますので、公立のイメージとはもうまったく違います。「ナックファイブがお送りする」的な、のりです。

 

部活も必須じゃないです。そして「どんな部活」も設立可能です。

猫部とか変わった部もたくさんありますし、入っても入らなくてもいいです。

 

これ、あくまで私の意見にすぎませんが、やっぱり子供って「暗記する」よりも、「学ぶことの楽しさ」を認識すると、自分でどんどんやっていくんですよね。

 

北欧の学校。

世界トップクラスでもテストがないってききました。

 

子どもは「ひとりひとりがスペシャル」なので、他者との競争・比較ってそもそも合わないですね。

 

日本の公立はその意味では「指示されること」「従うこと」を徹底的に訓練してしまっているんじゃないかなって。

 

だから社会人になって会社に入っても「我慢しちゃう」し、上位者の意見に「従う」というエネルギーが働くのかも、とか、そんなことまで考えてしまいます。

 

別に上司だろうが社長だろうが「普通に自分の意見をいう」っていうのは、別に反抗とか抵抗じゃなくて、「普通」なのだと思うんですけど、部長とか社長とかからいわれると「我慢」「とにかく従う」っていう光景ちょいちょいみると、思わず「やっぱり教育かえなくちゃ」なんて思ったります。

 

「自分の意見をもつこと。それを表現すること。そして他者の意見に耳を傾け、フラットに議論できること」

「そして議論や他人との関りから、自分で学んでいくこと」

 

こうした「学ぶ」方が、何かの方程式をたくさん覚えるより大事だな、、、そんな風な考え方を私はしています(方程式否定してるわけじゃないですからね、ニュアンスとして受け取っていただければ・・・)

 

もちろん極端になっちゃいけませんけど、でもやっぱり公立の多くのやり方って「明治時代」とか「寺子屋」から変わってない気がしていて、やっぱりちゃんと本腰いれて「バランス」させないと、結局社会自体もよくなっていくエネルギー生まれないよな、んてことまで考えてしまいます。

 

さて、、、脱線しちゃいましたので、戻りましょう。

 

とはいえ、ですね。「合う合わない」あります。

ちなみにこの学校は「先生」なんて誰も呼びません。

「〇〇ちゃん」とかあだ名。

つまり先生も生徒も、年次の上下も無関係で「ため口」です。

 

ここ、違和感持つ人もいると思います。

 

あと授業出る出ないも、基本生徒任せです。

さぼっていても別に怒られません。もちろん「促し」はされますが、それもしつこくはされません。「たまには授業でてみろよー」くらい。

 

「強制的にすること」を避ける学校方針なので。

 

一応受験もあります。

でも、試験対策が必要なくらいの難しいものでもなく、小学生でふつうに教科書的なことをやっておけば大丈夫。そしてグループ面接、子ども自身が書く「志望動機レポート」みたいなもので選考されます。

 

なので仮に偏差値っていう点でいうと全然低いですね。

というか偏差値自体を採用してないですので。

倍率っていう倍率でもないです。

やっぱりかなり特徴があるので「合う合わない」がベースかと。

 

とにかく自由ですが、「責任は伴い」ます。

 

子どもに再三いっているのは「お前の意思は最大限尊重する。もちろん明らかにおかしいときはいうよ。だけど、基本は自分で考えて行動するように。そして、授業さぼったっていいけど、すべて自己責任。」だと。

 

とはいえ、うちの子は授業も気に入っているので、さぼることはないので、ほんとにありがたやー、なのですが。

 

、、、というわけでいろいろ書いてしまいましたが、冒頭書いたとおり「ここがよい」とかっていうわけじゃないんです。

「その子に合うかどうか?」が一番大事。

 

ただ「へえぇ、、、そんな学校あるのか?」と思っていただければもうそれでうれしいです。

 

もしこの学校気になった方は、いくつかキーワードはちりばめておいたので、ちょっとネットで調べてみていただければ。

 

もちろん「まぁ、いいとは思うけど、ちょっとな、、、」「いやー、ちがうだろ」と思った方も、それも大事な大事な意見です。

 

 

それでは今日はこのへんでー!