かとうゆうです。
今日は「結婚、出会い、就職、転職などにふさわしい時期」です。
と、、、これ別に「時期」そのものを判定するっていう話ではなくて、そう考えたときに、何が大事なのか?・・・という話なので、例えば、恋愛、就職、転職・・・なんでもあてはまるかなー、と。
占星学鑑定とかしていると、
「出会いにいい時期ってありますか?」とか、よく聞かれます。
いつ?どの時期?という気持ちですね。
大抵の鑑定士は、たとえば愛情をつかさどる「金星」「木星」と、ネイタルチャート(出生図)をみたりして、
「この時期」といいます。
でも、私はそういう鑑定はしてないんですね。
まずそもそも星たちが与える影響は「普遍的・抽象的」です。
現実化できる「あなた」に影響は与えますが、現実化するのは「自分の行動と選択」ですね。
なので例えば「木星」が絶好調の時期の場合でも、現実的に起きることは人によってさまざまです。
木星が絶好調だからといって、現実的に出会いがあるかどうか?はそれまでの「自分の行動と選択」です。
なので、人によっては特になにも起きないです。
そもそも木星の影響力は「膨張する・拡大する」です。
なので、比較的人々が「ポジティブ」だと定義しやすいことにつながりやすいです。
でも木星にとっては「ポジティブ」とか「ネガティブ」という定義はないですね。
中立です。
ただただ「膨張する・拡大する」というエネルギーです。
なので木星が絶好調のとき「幸運期」と定義するのは、少し表層的だと思っています。
実際、木星が絶好調のときでも、人によっては「苦しい」「ネガティブ」と認識することが起きます。
木星は「膨張する・拡大する」
なので、人が「新しい次のステップにいく」「でも、まだそのステップに自分の準備ができていない」とき。
ここに絶好調の木星がくれば、当然「準備ができていない」「無理をしないといけない」「解決が難しいと感じる」ことを認識することになります。
土星・・・も結構かわいそうな扱いを受けてますね。
「ネガティブ」とかそういう「マイナス」としてとらえられる。
土星というは「整合性をとる」というエネルギーです。
なので、現実的には「ルールとか規範」「要求、要請」としてあらわれます。
そのため土星は「厳しい星」「マイナスが起きる」とかいわれます。
でも、それは違いますね。
あくまで「整合性をとる」です。
なので、人によって、それまでの行動や選択が、自分の生涯のテーマと異なっていたり、てんでばらばらだったりすれば、「マイナス」と定義されやすいことが起きます。
でも「マイナス」じゃないですね。
土星は、必死にあなたを「生涯のテーマ」本来の道に戻そうとしているわけです。
なのでむしろ「マイナス」と認識していること自体を「ポジティブ」に見直して、一歩ずつ進んでいくと、むしろ「幸福」と認識されることになります。
逆にすでにある程度「整合性」がとれている人にとっては、それをさらによりよいものにしてくれるので「幸運」だと認識することが起きます。
火星も「トラブル」なんてよくいわれますけど。
それも火星にとってはかわいそうだな、と。
火星は「エネルギーの集中」です。
「集中する」っていうことは、なにかと対立的に認識されますし、予想外のことも起きる。
でも、それも「ネガティブ」じゃなく、「ポジティブ」にとらえる。
そう考えていくと、星々。
太陽系の星々だけではなく、ケフェウスやアルクトゥルスなど遠い恒星系も占星学では扱いますが、基本的には、
「あなたが地球を選択し、体験していることが、あなたがやりたいと思ったテーマに沿うように、一生懸命応援している」
ということになります。
そう考えると冒頭の
「○○の時期は?」というのを、占星学に求めるのは気持ちはすごくわかりますけど、究極的には、その答えは「あなたはどうしたいですか?」という問いになるんです。
そして○○・・・結婚、恋愛、就職なんでもそうですが、現実的な出来事というのは、それ自体は「生涯のテーマを歩む中で起きている、イベント」です。
なのでそれ自体が「できる?できない?」「かなう?かなわない?」に焦点を当ててしまうと、自分とは別の「それができるかどうか?」にあなたの生涯のテーマを委ねる形にもなります。
ですので星々の影響というのを上手に生かしたいときは、
まずは「あなたらしさ」「あなたがそのままでいいと思える、あなた」にしっかり軸足を置いて、星々が「抽象的・普遍的」に応援してくれる影響に耳を傾け、それによって現実的に起きていることを「ポジティブ」にとらえていく。
その結果として、選択と行動の結果として、結婚なり出会い、就職なりが「現実化」されるので、その「現実化」する時期自体はあまり気にする必要がないと思っています。
こうして考えると、宇宙からの影響というのを、私たちがしっかり受け止めていくためには、「自分自身が、自分らしい気持ちでいること」というのが本当に大事だなと、書いていても、あらためて思いました。
それでは今日はこのへんでー!