かとうゆうです。
今日は「成功は、あなただけの力ではない」という話です。
これ、年齢を重ねるほど、陥りやすいんです。
・お客様から評価されたのは、クライアントと仲良くなって情報を引き出したから
・プロモーションが成功したのは、○○という仕組みだ
・高評価を集めたのは。このトレンドをしっかりとらえたからだ
いろいろあります。
いろいろ。
で、年齢を重ねると、これが積み重なり
「仕事とは、こうするもの」
「成功とは、こうするもの」
で、管理的立場になると、それを適用する。
しかし、ですね。
これ「多くの場合、”単なる自意識過剰”」が多いです。
というのも。
「成功って、その人だけでできたわけではない」から。
まず、
・社会的トレンド、背景
・人のご縁
・タイミング
特に「人のご縁」
成功、、、の背景に、メンバー、上司、お客様、、、実は「人」がいたから、その人との縁がうまく動いたから、が多い。
そして上記の３つ。
気がつきましたでしょうか？
「ぜんぶ、時間の流れとともに変化するもの」
なんです。
社会も、背景も。
人のご縁も。
タイミングも。
なので「成功だの、なんだのいっても、実は自分が思っている”法則”によって
成功したわけじゃない」んです。
「こうやったら！成功する！」
みたいな話ありますけど。
たいてい、それを参考にしてもうまくいかない。
それはそうです。
その講演者が語っている「成功」は、
３つの流動的要素を前提にして語っているから。
つまり。
今の、
しかも、その講演者とは異なる、あなたの。
今、と関係がない要素が前提になっている。
なので、いくら「システム」「仕組み」「コンセプト」を精緻にしても、”成功”しないんです。
あなたの経験として、気づきや参考として、シェアできるのは、
「普遍性のあるもの」
だけです。
普遍性・・・つまり、縄文時代の人でも共感できるもの。
たとえば
・人に対する優しさ、気遣い
・情熱、思い
・楽しさ
こうした普遍的なものは、「そのときの成功で大事だったもの」としてシェアできます。
普遍性のない、社会、トレンド、ご縁、タイミング。
「全部変わる」
「そして、その意味や価値は、その人にだけ存在する」
なので年を重ねて。
仕事とは？
となり、管理的立場になった人などは本当に気をつけないといけない。
間違ってしまうと
たとえば
・人との対話はリアルなんだ、それが礼儀だといって、オンラインを排除的にする
・総会や集会といった”儀礼”的な場をやたらと適用したがる
・施策を考えるときに、必ず、ホワイトボードではなく、用紙と付箋で考える
などなど。
明らかに時流にあわない、あるいは硬直的なアプローチをしがちです。
今、日本。
高度経済成長期。
経済大国２位の栄光。
ここから脱却できていないですね。
そしてそのとき「成功」と認識していた世代が、上層部に多い。
おうおうにして、上記のようなことを引き起こしてしまう。
管理職のいない、ティール組織
他者比較評価をしない、ノーレイティング
リモートワークの一般化
今、すごいスピードで変化してます。
トレンド、時代が変化。
すごいスピードになればなるほど
「より普遍性の高い要素以外は、”成功”として語れない」んです。
パラダイムが全然違いますから。
むしろ
「私は、全然知識不足。」だと思い
若い人からでも、謙虚に、積極的に意見をきいていく。
いろいろな情報や人に接して、自分の狭い価値観を広げる。
こうしたことを常にしていないと。
「あのときはこうやって成功した」
「仕事とはこうやるもんだ」
となり、
最後には
「まったく、今の若い人は、○○が足りない」なんていうことに。
「足りない」というのは、実は「自分」なんです。
成長が止まっているわけですね。
薄氷を踏みて、堅氷に至る
これ本当に気をつけないといけない。
性別・年齢・属性
一切関係ないんです。
みんな「同じ立場」「対等」で
みんなで、よりよいものをシェアし、
話し合い、気づいていく
その過程に
性別・年齢・属性
関係ない。
いつもいつも、新鮮な気持ち
フレッシュな気持ちで
本当の賢さは
「私は、”知らない”ということを知っている人」です。
それでは今日はこのへんでー！
