かとうゆうです。
今日は
「定義・区別は、特定の言動パターンを”そうだ”としただけ」です。
障がい者。
はい。
私は右膝が曲がらない身体障がい者5級です。
みなさんご存じでしょうか?
「障害者」として雇用する瞬間
給与や待遇が大きく低いことを。
等級とか状態、程度じゃなくて。
そもそも「障害者枠」としての求人は、低い。
すごい話ですが、事実です。
一部の企業は「完全オープン」
つまり、障害に関係なく、能力とキャリアに応じた待遇ですが、
多くは
「障害者雇用・法定数を満たさないと、ペナルティくらう」ので。
給与が低い。
だいだい平均200
年収です。
軽度だと一般枠応募もできますが、そもそも「度」自体、人為的な定義にすぎませんから。。
でも。
障害って様々ですよね?
ほんとに重度の方もいれば、私みたいな軽度も。
「ぜんぶ”障がい者”」=仕事がまともにできない人、なんです。
重度だろうと、軽度だろうと、「その人が活躍できる」ことって、いくらでも用意できます。
マイクロソフトとかが、高度IT人材として発達障がい者を積極雇用してます。
障がいかどうか?
それが重度かどうか?軽度かどうか?
そんなの勝手な「基準」です。
しかし、まぁ、こういう「ある意味、横暴」がまかりとおっている。
そもそも。
障がい者というのは、「健常者ではない」というだけ。
健常者という、特定の言動と状態を「健常」と特定しただけ。
それ以外を、ぜんぶ「障がい者」
社会にはこういう、意味をもたない区別がたくさん。
「仕事ができる」「できない」
これも「ある特定の言動を”できる”」と特定しただけ。
その特定された言動に、普遍性も、生命の真理も、まったく無関係。
たくさんあります。
「女性=家庭」「男性=仕事」
「よい子」「悪い子」
「よい生徒」「不登校児」
これらは「まったく意味がない」
だけど。
その定義によって、批判とか判断されている。
不登校児なんて、むしろ硬直的な公立教育に適応できないという意味では、
むしろ「健全」かもしれませんよね?
「よい子」たって、みんな「挨拶はきはき、友達たくさん、先生のいうこときく」
こんな「できすぎくん」みたいなのが、全員なったら、
ロボットです。
個性とか「あなたらしさ」を全部「無視」した定義だと思っています。
障がい者だって、別に「その人の能力、熱意など」だけみればいい。
補助設備が必要ならつけるだけ。
仮に「優れた人」を「健常者」と定義すると、
私のような「そこそこ程度」の多くは「障がい者」になるわけです。
なので、ほんとに意味がない。
意味がないのに
女性なんだから、家庭を、とか。
男は仕事やってなんぼだ、とか。
そういう属性・定義で判定する。
結婚もそうですよね?
40代・独身女性。
だから?
別に「中立」、それ自体、別になんの意味ももってません。
でも。
「そろそろ結婚しなさい」
つまり
結婚=健常だ、ということですね。
社会は「個人・あなた」を度外視して、
こうした無数の定義があふれている。
職業もそう。
あの仕事はステータスあるけど、あれは低い、とか。
職業。
すべての、いかなる仕事も、熱意や誠意、そして「極める」ことは可能ですよね?
職業に高低なんてない。
なので、こういう「定義」
無視するに限ります。
関係ないので。
周りが結婚して、子供がいるから。
だから?
結婚、子供が「正常」なの?
全然違いますね。
「あなたはあなたのまま」でいいんです。
あなたが選択したことは、すべてあなた。
あなたの選択は、誰も何も定義し判定することはできません。
ダイバーシティなんていってる会社でも。
平気で「障がい者」として、ひとくくりにして、給与待遇を差別している会社、たくさんあります。
全然ダイバーシティじゃないですよね。
ちなみに。
よく私こういわれます。
「もし失礼だったら話さなくていいのですが、右膝はなんで曲がらなくなったんですか?」と。
えーと。
なんで「失礼リスク」を想定するんでしょう?
もちろん気遣いだとわかってますが。
前提は
「健康・健常であること=正常」
そうじゃないってことは「ネガティブがある人」っていうことが横たわっているな、と。
だから「失礼リスク」を気にする。
逆にいうと、自分は「健康・健常」だと。
まぁ、、、神経質になりすぎてもいけないんですけども。
確かに障がいについてコンプレックスをもってしまっている方もいる。
でもそのコンプレックスも
社会の定義と比較されるからですよね?
車いす。
だから?
足で歩行できない。
だから?
なんだというのでしょう?
「そうである」
ただ、それだけです。
そこに「劣っている」「ネガティブ」なんてまったくない。
なので、私はこう聞いてほしいと思います。
「ねー。なんで足曲がんなくなったの?」
普通に。
ストレートに。
まるで、おいしいラーメン屋の感想をきくように。
快く答えます。
「9歳の頃、がけからおちちゃって。遊んでて。」
すげー、腕白だったんだー(笑)
あはは。それ、やば。ガキの頃は「おばか」だったんだー。
そうそう。あはは。笑えるでしょ!あ、、、で、今日の昼、あそこのラーメン食べにいかない?
そんな会話が私にとって、一番自然ですね。